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アトキンス物理化学 3A・11(a)解答
アトキンス物理化学10版の相転移の分野に書いていることによると、相転移においては$$\Delta_{trs}S=\frac{\Delta_{trs}H}{T_{trs}}$$の関係式が与えられる。
よって、クロロホルムの蒸発エントロピーは$$\Delta_{trs}S=\frac{29.4\times 10^3}{334.88}=87.8J/K/mol$$
相転移では二層の間は平衡関係にあるので、可逆的であるから、$$\Delta_{tot}S=0$$
$$\Delta_{外界}S=-87.8J/K/mol$$
アトキンス物理化学 3A・11(b)解答
アトキンス物理化学10版の相転移の分野に書いていることによると、相転移においては$$\Delta_{trs}S=\frac{\Delta_{trs}H}{T_{trs}}$$の関係式が与えられる。
よって、クロロホルムの蒸発エントロピーは$$\Delta_{trs}S=\frac{35.27\times 10^3}{337.1}=105J/K/mol$$
相転移では二層の間は平衡関係にあるので、可逆的であるから、$$\Delta_{tot}S=0$$
$$\Delta_{外界}S=-105J/K/mol$$
必要な知識
相転移の場合、一般的に定圧なので$$q=\Delta H$$であるので
$$\Delta S=\frac{\Delta H}{T}$$である。
また、相転移の境界面は可逆反応であるから、全体のエントロピー変化は0である。
3A・11(a)の答えの単位は、[J/(K・mol)]ではないでしょうか?
匿名さん
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りです。
ご指摘ありがとうございます。